2020/03/15 22:34



最近よく聞くようになってきた「グルテンフリー」という言葉。

「きっとグルテンっていうのが入ってないって意味なんだろうな」くらいの認識で、詳しいことはよく知らない方が多いとおもいます。
なので今回は、グルテンフリーについてざっくり説明させていただきますね。



グルテンとは?


平たく言えば、グルテンは「たんぱく質」です。

もう少し細かいことを言えば、小麦などに含まれる「グルテニン」と「グリアジン」というたんぱく質からできています。
この二つが水を吸収して繋がると「グルテン」になるわけです。

網目状の構造をしていて、伸びたり粘りが出たりするので、これが料理に大活躍するんですね。

いまいちピンとこない方にイメージして欲しいのは、「お麩」です。
ちょっともちっとしてて、お吸い物とかによく入ってて、噛むと吸ったおダシがジュワッと出てくるあれです。
あの「お麩」は、ほとんどグルテンでできているんですよ。


パンやスポンジケーキがふわふわのまま形を保てているのも、パスタやうどんがモチモチしているのも、カレーやシチューにとろみがついているのも、このグルテンのおかげだったりします。

便利なので、いろんな用途でいろんな食材に使われていますね。




グルテンフリーは誰のため?


グルテンがどんなものかは、なんとなく分かりました。
では、そのグルテンが入っていないという「グルテンフリー」は、誰のために存在するのか?

それは、「小麦アレルギー」や「グルテン不耐症」など、グルテンを体が受け付けない人たちのためです。
グルテンに対する免疫反応により、様々な不調を引き起こす「セリアック病」というものもあります。

そんな方々でも安心して食事ができるように、「グルテンフリー」は存在するのです。


また、体質的にグルテンと相性が悪い人もある程度いると言われています。
小麦製品を食べた後に、お腹の調子が悪くなったり、体がだるくなったりするのは、グルテンの影響かもしれません。

実際、そう言った自覚症状がある方がグルテンフリーの生活を始めると、体調が良くなったという報告もあるそうです。

そんな情報もあり、最近では「健康」や「ダイエット」のイメージで広がっているようですね。




というわけで、今回は「グルテンフリーってなに?」というお話でした。
次回はなんのお話をしましょうかね。

コメントやリクエストがあれば、お便りをください。

では、今回はこのへんで。
おそまつさまでした。